時短日経〜日経朝刊の抜粋と解説と経済情報発信BLOG〜

平日朝に日経新聞朝刊の抜粋、解説してます。 不定期でビジネスで役立つ本の紹介や経済知識についても解説してます。

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10月3日㈫日経朝刊まとめ

 

1面:「mRNA」ワクチン開発にノーベル賞 カリコ氏ら - 日本経済新聞

メッセンジャーRNAを使う新型コロナワクチンを実用化させるために不可欠な基盤技術の開発者へノーベル生理学・医学賞を授与。

賞金は日本円で1億5千万。

コロナを経てメッセンジャーRNAワクチンの市場は7兆5000億円まで膨らんだようで、それを見ると賞金が少いようにも見える。

何にせよ今回の受賞はコロナウィルスの被害を抑えられた研究者にふさわしい。

 

総合2:景況感改善、賃上げ期待 円安が製造業の業績押し上げ - 日本経済新聞

企業の景況感改善が続く。

特に円安影響で海外向けの製造業やインバウンド需要を捉えたホテル業、百貨店などかふるっている。

業績好調の企業は人員確保の面からも賃上げにも前向きな姿勢を見せており、好循環ができ始めている。

とはいえ円安理由でのインフレはずっと続くわけでもないのでそこばかりに頼るのは良くない流れにも見える。

特に外国人旅行客向けに高価格路線に走った結果、国内居住者が普通に買い物もできない状況となってはさらに格差を助長する。

外需、内需のバランスを取っていくことも一つの課題かもしれない。

 

経済・政策:インボイス始動 フィンテック勢に商機 - 日本経済新聞

インボイス始動にともなって、社内システムを刷新する企業も多いことから、フィンテック企業が攻勢に動いている。

社会的に免税事業者とは取引しない企業が増えてくることは明白なので、未登録者向けのコンサル的な営業もまだまだ需要がありそう。

免税事業者は売上規模を1,000万円以下に抑えるのではなく、どんどん事業を成長させる方向へかじを切ってほしい。

 

金融経済:急な預金流出、金融庁がリスク検証 - 日本経済新聞

今年3月の米シリコンバレーバンクの破綻を踏まえ、金融庁が金融機関に対して信用不安リスクに備えているかの検証を実施。

インターネットにより情報が瞬時に広まる社会になったことで、その情報が真であれ偽であれ、信用不安による預金流出リスクは高まっている。

銀行の破綻は金融経済に多大な影響を及ぼすため、急な破綻を防ぐための最悪な自体を想定してのストレステストは重要度を増している。

各銀行は昔からの付き合いだからと取引を継続していた時代から変革している事実を認識し、リスクに備えてほしい。

 

グローバル市場:国際商品指数、1年ぶり高値 - 日本経済新聞

エネルギーや食糧など、主要な国際商品で構成した国際商品指数が約1年ぶりの高水準。

原油の主要原産国が減産したり、天候不順で作物が取れなかったことが原因。

需要と供給のバランスで価格が決まる商品であるからこその値動き。

原材料を購入する側は価格の動きに関与できず、自社努力で飲み込むか、価格転換するしかない。

需給バランスを抜く事業の強さと物を作る売る事業の弱い所を説明できる記事。

 

 

 

 

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