時短日経〜日経朝刊の抜粋と解説と経済情報発信BLOG〜

平日朝に日経新聞朝刊の抜粋、解説してます。 不定期でビジネスで役立つ本の紹介や経済知識についても解説してます。

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6月16日㈮日経朝刊まとめ

1面:米利上げ、手探りの到達点 - 日本経済新聞

【解説】

米国は政策金利を据え置くと同時に、年内の到達点の見通しを引き上げ

現在5.0~5.25%の金利を年内に5.6%まで上げる予定

いまだ収まらないインフレ圧力が理由だが、追加利上げは将来的な景気悪化要因にもなり難しい局面

ただ金利を上げてもインフレが収まらない米国経済が強すぎるので止めるわけにいかないのだろう

日本だけが低金利の時代はまだまだ続きそう

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1面:トヨタに補助金1200億円 - 日本経済新聞

【解説】

トヨタ自動車の電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の投資に約1200億円を補助金拠出

車載用電池の世界シェアは中国が5割で日本は1割弱にとどまる現状を打破するための取り組み

また、自動車のEVシフトが進むことで自国内でリチウムイオン電池を賄えれば海外に振り回される心配もなくなる

世界に遅れを取る日本の技術開発にこういった補助を出して推進することは良い取り組み

だが、海外支援などの金額を見ると1,200億という数字が小さく見えるのでもっと国内を重視すべきにも見える

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経済・政策:防衛財源、安定確保見えず - 日本経済新聞

【解説】

防衛費増額の為の財源案が可決

毎年度の剰余金から3.5兆円程度を充てる

剰余金は税収が見通し荷左右されるので不透明さが指摘されている

より上振れすれば増え、下振れすると少なくなる。安定しない財源には不透明さが残る。

また今後総額40兆を超えるウクライナ復興支援金拠出イベントも予定されており、財源をどうするかは常に問題となるだろう

普通の企業なら予算を当てる部門を取捨選択したり、不要な人材を切ったりするが政府がそれをしない意味がわからない

プロ経営者が政治家に増えてくれることを望む

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金融経済:地銀貸出金、300兆円超え 3月末 - 日本経済新聞

【解説】

2023年3月末の地方銀行の貸出金残高は99行で302兆円2001年以降最高

コロナ後の経済再開で資金需要の増加が要因

一方残高が減るゼロゼロ融資の本格的な返済も始まり、不良債権処理も増えるので、手放しで喜べる状況ではない

債権運用が難しい現状では以下に融資取引を増やせるかが地銀として重要なので、有料先への融資はどんどんしていくのであろう

不動産融資も積極的に行う地銀も多いので不動産市場もまだまだ活況か

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グローバル市場:円の独歩安加速 対ドル今年最安値 - 日本経済新聞

【解説】

円だけが安い状況が続いている

海外金利が軒並み上がり、ドルで預けたほうが得というのは一目瞭然なので常識的な動きではある

これにより海外マネーが日本の株式市場や不動産市場にきて市場は賑わっている

日本もいずれ金利を上げると思うが、金利を上げるとこういった市場にも影響が出るので、多方面を気にする日本的に金利を上げにくい状況

金利はまだまだ続きそう

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