時短日経〜日経朝刊の抜粋と解説と経済情報発信BLOG〜

平日朝に日経新聞朝刊の抜粋、解説してます。 不定期でビジネスで役立つ本の紹介や経済知識についても解説してます。

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7月5日㈬日記朝刊まとめ

1面:国際海運の温暖化ガス目標 50年実質ゼロで合意へ - 日本経済新聞

【解説】

船舶から出る温暖化ガスを2050年までに実質ゼロにすることで各国合意

元々2050年までに半減との目標だったのが大幅に引上げになった

ちなみに温暖化ガスは二酸化炭素が7割以上を占め、メタン、一酸化二窒素、フロン類と続く

二酸化炭素を排出する石油石炭を動力とする船を排除しアンモニアや水素で動く船の開発を進めていくことになる

あと27年でエネルギー革命を終わらすことになるので関連企業への投資が活発に行われそう

一方石油輸出国の反応が見もの

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総合1:株、買い時探る15兆円 個人の証券口座「待機資金」最大 - 日本経済新聞

【解説】

国内の個人投資家の買付余力がしている

証券口座に入ってはいるが投資にまわっていない資金が15兆円を超えており、過去最大になっている

市場が加熱気味の為下がったタイミングですぐ買えるようにとの動きかもしれないがこの待機資産があること自体が心理的な安心感に繋がるので暫く市場は安定しそう

安くなったら買うスタンスよりも成長余地がある企業を買う方が結局資産が増えるとは思うが

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総合2:トヨタ、EVで生産改革 工程や工場投資を半減 - 日本経済新聞

【解説】

トヨタ自動車が新たな生産技術「ギガキャスト」を開発、2026年に発売する電気自動車(EV)に採用する方針

86の部品点数を1に、33の作業行程を1に減らし、ベルトコンベヤーではなく組立中の車が自走して次の行程へ進む自走方式をとる

これにより生産工程と工場投資が二分の一になる見込み

ギガキャストは自動車製造効率を革新的に高め、テスラはこの方式にすることで製造原価はここ5年で半分まで減ったとの報告もある

既存の工場の空きスペースを有効活用することもでき、資本効率も良くなるので良いことしかない

子供の頃読んだ本かなにかで自動車に使われてる部品はこんないいっぱい!と凄いことのように書いてあったのを思い出した。よくよく考えれば部品多いからすごいというのはただの感覚であって生産工程はシンプルであればあるほどよい

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経済・政策:訪問介護、ICT導入5% 見守りや入浴補助進まず - 日本経済新聞

【解説】

介護分野のDX化が進まない

訪問介護で情報通信技術活用をすすめているのは5%と著しく低い水準

原因として初期投資の重さがあげられ、多額の資金を出してまで導入しようとする事業者がいない

ただ人手不足はすでに起こっていることなので何らかの動きは必要なはず

結局現場仕事でITに疎い人が多いのがこの状況だと思うので逆にこの現状をビジネスとして昇華できたらおもしろい

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金融経済:金利再起動(上)預金、再び獲得競争へ - 日本経済新聞

【解説】

ネット銀行を中心に預金獲得の動きが活発になってきた

銀行は預金獲得よりも手数料や紹介料での収益獲得が最近の流れだったが、米銀行破綻により少し潮目が変わってきた

そもそも預金量はその銀行の体力そのものなので流出されてしまうと破綻に一直線なので一定量確保する必要がある

ネット銀行は店舗を持たないためそこで浮いた経費を金利に上乗せすれば単純に競争で勝てる

それを利用して顧客囲い込みを勧めている状況

メガバンクは頑張らなくても預金が集まっていたが今後そうはいかなくなるかもしれない

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