時短日経〜日経朝刊の抜粋と解説と経済情報発信BLOG〜

平日朝に日経新聞朝刊の抜粋、解説してます。 不定期でビジネスで役立つ本の紹介や経済知識についても解説してます。

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6月5日㈪日経朝刊まとめ

1面:再エネテックの波(1)貼る太陽光、覇権争い - 日本経済新聞

【解説】

化石燃料依存がもたらすエネルギー危機に対して太陽光、風力、水素、原子力発電所二酸化炭素(CO2)回収の5つの分野の11の脱炭素技術の普及時期検証記事。

特に太陽光発電の普及と進化が目覚ましい

家の屋根に設置できることから他の風力や水力などと違い生活圏に組み込みやすく、遊休地に設置できて収益を上げる投資的な使われ方をしていることも要因

もともと開発分野で世界をリードしていた日本だが中国勢にポジションを奪われてしまい見る影もない

材料を塗って乾かすだけの簡単な製造工程で、価格は半額ほどに下がるとされるペロブスカイト型も日本の大学が開発したものだが、量産は中国が先行している

日本企業にはウイグル問題で中国製造の太陽光パネルのイメージが悪くなっているうちにシェアを広げる取り組みを期待したい

余談だがインパクトの有るニュースが無いと日経1面は検証記事になりがち

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総合・政治:さらば「上場失格」企業1 割安ニッポン返上へ - 日本経済新聞

【解説】

日本取引所グループの最高経営責任 山道裕己氏がPBR(株価純資産倍率)改革の手応えについて語った

現在上場企業の中で株価を1株あたり純資産で割ったPBRが1倍を下回り、会社を解散して資産を分配した方がもうかる企業に対して、改善策を開示・実施するよう要請している

PBR1倍未満とは理論上日本円100円を90円で変えてしまっているような状況なので長年放置されていたのがおかしな状態

それが今年に入って是正すべきとの論調となり各企業が取り組みをはじめている

ただ現在の株高は海外勢から消去法での買いが入っている状況でもあり、この取組が反映されての効果化は不明

海外勢の注目されている現在、企業価値も向上できればさらなる株高を目指せるので日本企業はこのチャンスをものにしてほしい

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総合・経済:中国、台湾巡り「武力行使を放棄せず」 - 日本経済新聞

【解説】

中国のは台湾について「平和的統一のため最大の努力をするが、武力行使の放棄は約束しない」と述べた

諸外国が牽制する中、武力行使の可能性を示唆している中国。ロシアのウクライナ侵攻しかり、きな臭い時代になった

チャイナ・リスクの増大から中国の拠点をなくす企業も増えている状況があり、アジア金融ハブを目指す日本としては追い風か(経済的な意味で)

www.nikkei.com

法税務:事業再編、税制で後押し - 日本経済新聞

【解説】

「スピンオフ税制」が注目されている

今年4月に制度が見直されて実質非課税で子会社などを分離しやすくなり、さっそくソニーグループが活用の検討をはじめた

上場企業の記事でも書いたとおり海外投資家から注目され始めている日本企業で企業価値を上げるための一手として事業再編という選択肢もできるようになれば企業の取り組み枠も広がる

企業が発展していくためにこういった制度は増えると今後も楽しみ

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社会1:初夏なのにインフル流行 集団感染、学級閉鎖・休校も - 日本経済新聞

【解説】

全国各地の学校で季節性インフルエンザが流行

コロナウイルスがの感染対策が緩和されたことでマスクを外し、アルコール消毒をしなくなった結果時期外れの流行が起こっている

コロナ下でインフルエンザワクチンの接種が減り、免疫力が落ちているとみる専門家もおり思わぬ弊害が生まれた

www.nikkei.com

 

 

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